or WASTE

AUSTRALIA

[Melbourne] バリスタのスキルを難民に伝授

Australia_01_01text by Akiko Mori Ganivet
photo by Gold and Grit photography


まずいコーヒーを探すのが難しいと言われるメルボルンで2015年に開店し、味も客の応対も格別という評判の店がある。こだわりの豆を「プラウド・メアリー」という著名ロースターから仕入れてドリップする「ロングストリート・コーヒー」は、豪州で職探しが難しい難民や亡命希望者にバリスタのスキルを教える場となっている。

イランなどから来豪する難民らの手助けを模索していたマルクス夫妻が、クラウドファンディングで資金集めをしたこのカフェ、研修はあいさつや注文の取り方、紅茶の淹れ方から始まる。 英語の会話はある程度できるのが前提なので、教えるのはオージーの口語や言い回しがメイン。次に、フィルターコーヒーの淹れ方、豆の原産や焙煎による微妙な味の違いを学びながらマシンの使い方を最後に習得するという流れだ。

「地域のコミュニティサポートのおかげで、客足も順調です。リピート客も増えています」というジェーン・マルクスさん。訪れるとつい笑みがこぼれる、そんなカフェだ。

(『料理通信』2016年7月号/「ワールドトピックス」より)

Long Street Coffee
45 Little Hoddle Street, Richmond, Melbourne, CIC3121
+61-4-1516-4130 8:00~16:00 月曜休
http://www.longstreetcoffee.com

 

GET INSPIRED

人々が健やかに暮らすために。プラスチックゴミによる環境破壊に立ち向かうリーディングカンパニー
一人当たりの使い捨てプラスチックゴミの排出量がアメリカに次ぎ世界第2位の日本。レジ袋、食品パッケージ、ストロー、カトラリー等々、我々は日々膨大な量のプラスチックを消費しています。
[Malmö] 食糧廃棄物削減を目指すレストラン
スウェーデンの南部、マルメ市に2018年5月にオープンした「スピル」は、エリック・アンデルソンとエリノア・リンドブロムのカップルが食糧廃棄物削減を目指し、人々に関心を持ってもらおうと開いたレストラン。
[Berlin] 人気カフェが取り組む“ゴミゼロ”経営
世界中に広まる、ゼロ・ウェイスト運動。人気のカフェ「イスラ・コーヒー・ベルリン」では、食材作りから仕入れ、調理までを見直してゴミを減らす、サステイナブルな循環型の経済システムを目指し、今年度のドイツ飲食店創立者賞5部門を総なめにした。
[Roma] 食業界のプロと未来の農業をクリエイトする
高校から大学まで一緒に過ごした、97年生まれの4人が運営するアクアポニックス農場「ザ・サークル」がローマ郊外に完成した。アクアポニックス農場とは、土づくり、水やりが不要で、魚の養殖用水を畑に循環させて植物を栽培する新型農業のことで、イタリア...
[Oslo] どんどんエコになる音楽祭
ノルウェー各地の音楽祭の“グリーン化”が止まらない。首都で開催される「オイヤ」はその代表格。フードの90%以上がオーガニック食材で、肉は少なめ。皿、ナイフなどには廃棄予定だった小麦ぬかが使用され、食べることも可能。生ゴミとして廃棄し、バイオ...
日本 [北海道]   アイヌの文化が色濃く残る土地  北海道東部 阿寒・摩周地域を訪ねて
北海道東部の中心に広がる阿寒摩周国立公園。阿寒、摩周、屈斜路のカルデラ地形と湖は、度重なる火山の大噴火で形づくられました。3つの湖を囲むように広がる針広混交樹林の原生林は今も原始的な姿を残し、エゾシカを始めとする野生動物が数多く生息していま...