or WASTE

EUROPE

[Bruxelles] アクアポニックスで都市農業を発達させる

840_beuxelles_2018.09

text by Maki Miyazaki
(『料理通信』2018年9月号/「ワールドトピックス」より)

洪水や干ばつによる、水不足や農業生産の減少が危惧される中、世界中で関心が高まる「アクアポニックス」を導入した農園が、2018年2月、ブリュッセルに誕生した。

アクアポニックスとは、水耕栽培と水産養殖を組み合わせた造語で、水を循環させて魚、植物、微生物の三者で共生環境を形成するシステム。魚の排せつ物中のアンモニアを微生物が分解した後の水を、植物が栄養として吸収、フィルターで浄化された水は再び魚の水槽へ循環させる。

これにより、農薬や化学肥料を使わない高品質の野菜や果物、魚が、高い生産性で育成できる。このシステムを4000㎡のと畜場の屋根に設置し、欧州一広い“屋根の上の農園”が実現。都市部での農業生産は、輸送距離が短くなりCO2の減少につながる。

また雇用には、地域の低所得者や身体障がい者、失業者を優先する。都市の建物の再利用とその不動産価値を上げ、都市経済の流れを変えるとして、市やEUの都市計画部門の後援も得ている。安全、新鮮、トレーサビリティを求める消費者の反応も上々だ。

◎ Foodmet
Quai de l'industrie 168, Rue Ropsy-Chaudron 24, 1070 Bruxelles

www.abattoir.farm

 

 

 

 

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