or WASTE

EUROPE

[Oslo] どんどんエコになる音楽祭

840_norway_2018.06

text & photograph by Asaki Abumi
(『料理通信』2018年6月号/「ワールドトピックス」より)

ノルウェー各地の音楽祭の“グリーン化”が止まらない。首都で開催される「オイヤ」はその代表格。フードの90%以上がオーガニック食材で、肉は少なめ。皿、ナイフなどには廃棄予定だった小麦ぬかが使用され、食べることも可能。生ゴミとして廃棄し、バイオ燃料に活用する。

チケット無料を条件に、若者ボランティアが会場のゴミ拾い、ゴミ分別を行う。ビールのプラスチックコップやたばこの吸い殻は、子どもが集めて、お金に換金する。来場者は自転車や徒歩、歌手は電気自動車で移動し、CO2を減らす――このような対策は、全国各地のフェスでノウハウが共有・実行されている。

グリーン化にこだわるほど、フードもおいしくなる。2018年2月に開催された「ビーラルム」では、ラーメンやリゾットなどがあり、皿は廃棄されるパーム葉を使用。最終的には生ゴミとして回収される。テーブル周辺の壁には“食品ロスを減らそう”という文字が。音楽が好きな人々に、“エコの楽しさ”を強制しない形で体験してもらうことが上手な国だ。

◎ Øyafestival
http://oyafestivalen.no/
◎ by:Larm
https://bylarm.no/

 

GET INSPIRED

Norway [Oslo]未来は野菜中心? 衝撃的な環境と食のレポート
2050年になっても、健康的な生活を送るためには、現代の食生活を見直す必要。肉・砂糖・乳製品の消費を抑え、果物・野菜・穀物は今より2倍の量に。肉食中心のノルウェーでは、魚は週1回、肉は月2回に。
America[New York] ヴィーガン対応のバターが誕生
ヴィーガン対応のバター「ファババター」。原料はヒヨコ豆の茹で汁アクアファバとココナッツ。タンパク質や炭水化物が豊富に含まれるアクアファバは滑らかな舌触りを生み、ヴィーガン食の卵白の代用として多用される素材
India [Kochi]消えゆく在来種米を食べられるアーカイブに
南インド・ケーララ州コチ市でインド最大の現代芸術展「コチ=ムジリス・ビエンナーレ2018」が開催。食に関連するアートプロジェクトとして、インド各地の在来種米のアーカイブ化を行う「エディブル・アーカイブズ」が注目を集めた。
イタリア・フィレンツェ発 コーヒー豆のかすを利用したサーキュラーエコノミー 持続可能な都市型農業を目指す「フンギ・エスプレッソ」の活動
持続可能な都市型農業を目指す「フンギ・エスプレッソ」の活動。イタリア・フィレンツェ発 コーヒー豆のかすを利用した